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古事記7:オオクニヌシのお話その3-恋多きオオクニヌシと出雲建国- | Just another WordPress site


テーマ:古事記

今回は、古事記シリーズ第7弾、オオクニヌシのお話・その3です。

今回のお話の主人公・オオクニヌシは、少年のころの名前をオオナムヂと言って、パシリでいじめられっ子、しかも一人では何もできないダメ男くんでした。

 

そのダメ男くんだったオオナムヂくんが多くの人やネズミの力を借りて、一国一城の主にまで出世するのでした。

 

今回は、そのオオナムヂくんが恋多き男になるというお話です。

 

それでは、行きます。

 

【オオクニヌシのお話・その3】

 

大国主(オオクニヌシ)は、奥さんの須勢理毘売(スセリビメ)を連れて国へ帰ってきました。

 

しかし、国には、八上比売(ヤガミヒメ)という、もう一人の奥さんがいました。

 

ヤガミヒメはスセリビメに遠慮して、自分の子供を木の俣に挟んだままにして実家へ帰ってしまいます。なので、その子は木俣神(キマタノカミ)と名付けられました。

 

さらに、オオクニヌシは、北陸に沼河比売(ヌナカワヒメ)という美しい女性がいると聞き、求婚しに北陸まで出かけていきました。

 

<出雲から北陸まで出かけていくんだから、すごいエネルギーですね。それにしても最初はパシリでいじめられっ子だったオオナムヂくんも、一国一城の主となって恋多き男になるわけです。うらやましいですな~。(´・ω・`)>

 

オオクニヌシは、ヌナカワヒメの家の板戸の前で、次のような歌をお詠みになりました。

 

「私は、遠い遠い北陸の国に麗しい女性がいると聞き、求婚しに出かけて来た」

「太刀の紐もほどかず服も脱がずに、乙女が寝ている家の板戸を何度も揺すぶったり引いたり・・・」

「ツグミが鳴いた! キジが鳴いた! ニワトリが鳴いた!」

「あ~あ~! うるせ~鳥ども、静かにせ~!!」

 

すると、ヌナカワヒメは、扉を開けずに次の二首を詠み返しました。

 

「私は、なよなよとした草のような女で、渚にいる鳥のような女です」

「貴方が『うるさい』って言った鳥、私の鳥なんです」

「今は私の鳥ですけど、いずれ貴方の鳥になるんですから、命は助けてあげてください」

 

「日が沈むと暗い夜がやってきます」

「貴方は朝日のような笑顔でやってきて、私の白い腕やおっ○いを触ったり撫でたり、玉のような私の手を枕にして眠ったりなさるんでしょうから、そんなに焦らないでください」

 

<なんつー大胆な! この女性ただものではないですな。(´・ω・`)>

 

こうして、オオクニヌシとヌナカワヒメは結ばれます。このようにして、オオクニヌシは国を広げるたびに、各地の女性と恋仲になり、多くの子供を授かります。

 

オオクニヌシは、大和(奈良県)へ出陣しようとした時、スセリビメが寂しそうにしているのを見て、次のような歌を詠みます。

 

「鳥の大群のように、私が軍勢を引き連れて大和へ出陣する」

「その姿を見て、貴女は『私は泣かない』って言うかも知れない」

「でも、私たちの姿が見えなくなったらきっと、ススキのように『はぁ~』って言ってうな垂れるのは分かってるよ」

「貴女はいつも気丈夫にしてるけど、私には分かってるよ」

 

すると、スセリビメは次のような返歌を詠みます。

 

「いいんですよ。貴方は男なんですから、それで当然です」

「私は女ですから、男は貴方一人だけなので当然です」

「貴方は遠征先で、若い女の子見つけて、その子の白い腕やおっ○いを揉んだり撫でたりするんでしょうけど」

「それで貴方の気が休まるんなら、それでいいんですよ」

 

<正妻も結構大胆ですな~!(´・ω・`)>

 

~というように、オオクニヌシは、出雲の国の主として多くの領地を手に入れ、多くの女性と仲良くなって、多くの子宝に恵まれたのでした。

 

オオクニヌシが、ある日、出雲の国の御大之岬(オホノミサキ)の近くを通りかかると、海から小人の神様がガガイモの船に乗ってやってきました。

 

オオクニヌシは、小人の神様に名前を尋ねましたが答えてくれません。

 

なので、近くにいたヒキガエルに聞いてみました。

 

ヒキガエル:

「オラ知らん。でもカカシだったら知ってるんじゃないか」

 

そこでカカシに尋ねると、

 

カカシ:

「ああ知ってるよ。その神様は、神産巣日神(カミムスヒノカミ)の子の少名毘古那神(スクナビコナノカミ)さ」

 

<ちなみに、神産巣日神(カミムスヒノカミ)は過去何度か出てきましたが、第一話で登場した最初の神様たちのうちの一柱です。(´・ω・`)>

 

オオクニヌシは、

 

「ホントかな~?」

 

と思い、カミムスヒノカミに確かめてみることにしました。

 

するとカミムスヒノカミは、

 

「ホントだよ。その子は私の指の間から生まれた息子だけど、あんまり小さいからこぼれ落ちてそっちへ行っちゃったのさ」

 

と答えます。そして、

 

カミムスヒノカミ:

「その子と兄弟になって出雲の国を発展させるとよい」

 

と仰るので、オオクニヌシはカミムスヒノカミのアドバイス通り、スクナビコナノカミと兄弟の契りをして、二人で協力して出雲の国を発展させます。

 

ところがある日、スクナビコナノカミは、

 

「オイラ、常世の国に帰らなきゃならねぇんだ」

 

と言って、出雲の国から去ってしまいます。

 

オオクニヌシが、

 

「一人でどうやってこの国を治めていけばいいんだよ~!ウワァァ—–。゚(゚´Д`゚)゚。—–ン!!!!」

 

と泣いていると、空が急に明るく光りだし海面を照らしました。

 

光る神様は、このように言いました。

 

「ウチを三輪山に祀ってくれるんだったら協力してやるよ。でもそうしなきゃ国はできないね」

 

<ずいぶんとまたタカピーな神様ですな。(´・ω・`)>

 

この神様は大物主神(オオモノヌシノカミ)でした。

 

オオクニヌシは、オオモノヌシと協力して、ついに出雲の国を完成させたのでした!

 

以上でオオクニヌシのお話は終わり、次は出雲の国を天照大御神に譲る『出雲の国譲り』の話に入ります。

 

次回もお楽しみに。(・∀・)

 

 


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