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古事記14:神武天皇のお話その2-神武天皇の新しいお后選び- | Just another WordPress site


テーマ:古事記

神武天皇は、九州の宮崎県から奈良県の橿原市にやってきて即位されたわけですが、九州におられたときから既に奥さんと2人の子供がいました。


奥さんの名前は、阿比良比売(アヒラヒメ)、子供の名前は、多芸志美美命(タギシミミノミコト)、岐須美美命(キスミミノミコト)と言いました。

 

しかし、天皇は奈良県にやって来られ、そこを新しい都としたので、都にふさわしいお后を新しく選びたいとお考えになりました。そして、家臣の大久米命(オオクメノミコト)に相談なさいました。

 

オオクメノミコトは、大阪に比売多多良伊須気余理比売(ヒメタタライスケヨリヒメ)という美しく血筋のよい娘がいることを、天皇に告げます。

 

天皇は、ヒメタタライスケヨリヒメについて大層興味を持たれ、詳しい話をオオクメノミコトにお尋ねになります。

 

オオクメノミコトは、ヒメタタライスケヨリヒメについて詳しく説明なさいました。

 

「かつて大阪に、勢夜陀多良比売(セヤダタラヒメ)という美しい娘がいました」

 

「この勢夜陀多良比売(セヤダタラヒメ)に、大物主神(オオモノヌシノカミ)が惚れこんだのです」

 

<大物主神(オオモノヌシノカミ)は、『オオクニヌシのお話』に出てきましたね。オオクニヌシと一緒に出雲の国を作った神様です。(´・ω・`)>

 

「オオモノヌシは、セヤダタラヒメを口説き落とすために赤い矢に姿を変え、トイレで待ち伏せします」

 

「セヤダタラヒメがトイレにやって来て、用を足しているところ、赤い矢に化けたオオモノヌシが、セヤダタラヒメの陰部をめがけて突き刺さります」

 

「ビックリしたセヤダタラヒメが、自宅の部屋に帰って来て矢を抜くと、その矢がボワァ~ンとイケメンに変身!」

 

「2人は愛し合うようになって、そして2人の間に生まれたのが比売多多良伊須気余理比売(ヒメタタライスケヨリヒメ)です」

 

<男女がこのようなシチュエーションで出会って、お互い愛し合うようになれるところが神話のすごいところですよね。(´・ω・`)>

 

ある日、ヒメタタライスケヨリヒメを含む7人の娘たちが奈良県桜井市に遊びに来るという情報をつかみ、天皇とオオクメノミコトは、娘たちを見に行くことになりました。

 

ヒメタタライスケヨリヒメは、一番手前に立っていました。ウワサ通りの美少女でした。

 

オオクメノミコトは、天皇に、

 

「どのコが一番お気に召しましたか?」

 

とお尋ねになります。

 

天皇は、

 

「う~ん、そうだなぁ~」

 

「やっぱりあのコ」

 

と、ヒメタタライスケヨリヒメを指でお指しになりました。

 

<天皇は、「できれば7人とも連れて帰りたいんだけど・・・」と思われたかも知れませんが、それは定かではありません。(´・ω・`)>

 

そこで、オオクメノミコトは、ヒメタタライスケヨリヒメのところへ行って、

 

「陛下が貴女のことをお気に召しておいでだ。こちらへいらっしゃい」

 

と言いました。

 

オオクメノミコトは目尻に入れ墨をしていたので、ヒメタタライスケヨリヒメはそれを見て、

 

「貴方のお目目は、どうしてそんなに裂けているの?」

 

と聞きます。

 

<ヒメタタライスケヨリヒメは相当の天然ボケ娘だったみたいです。(´・ω・`)>

 

<ここできっとオオクメノミコトは、「この娘やるな!」って思ったんでしょう。(´・ω・`)>

 

オオクメノミコトは、

 

「それは貴女をちゃんと見張るためですよ!」

 

と答えました。

 

<ボケの応酬したわけですね。(´・ω・`)>

 

こうして、ヒメタタライスケヨリヒメは天皇のところに嫁ぐことになりました。

 

2人の間に3人の男の子が生まれました。

 

日子八井命(ヒコヤイノミコト)

神八井耳命(カムヤイミミノミコト)

神沼河耳命(カミヌナカワミミノミコト)

 

の3人です。

 

神武天皇が崩御なさいますと、次期皇位をめぐって権力争いが起きます。

 

本来は、正妻の息子が次期天皇になるところですが、これが面白くなかったのが長男の多芸志美美命(タギシミミノミコト)。

 

タギシミミノミコトは、義理の母親であるヒメタタライスケヨリヒメを口説いて奥さんにします。

 

タギシミミノミコトが次期天皇になるために、次に邪魔になるのが正妻の3人の息子・・・タギシミミノミコトは、3人の息子殺しを企てます。

 

危険を察知したヒメタタライスケヨリヒメは、歌を詠んで息子たちに届けます。

 

「川から雲が立ち上り、山の木の葉が鳴り響いて、風が吹こうとしています」

 

<「危ないから逃げなさい!」って意味の歌ですが、夫にバレちゃいけないので、暗号みたいな歌にしたわけですね。(´・ω・`)>

 

3人の息子たちは、謀反を知ってタギシミミノミコトを討とうとします。

 

一番下の弟のカミヌナカワミミノミコトが、兄のカムヤイミミノミコトに、

 

「兄さん、殺っちゃってください」

 

と言います。

 

カムヤイミミノミコトが、タギシミミノミコトを討とうと館の前まで行きます。

 

しかし、

(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

と震えて、身体が動きません。

 

そこで、代わりにカミヌナカワミミノミコトが剣を取って、

 

カミヌナカワミミノミコト:

「タギシミミノミコト、覚悟~!!」

 

タギシミミノミコト:

「ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!」

 

と、タギシミミノミコトを殺ってしまいます。

 

カムヤイミミノミコは、カミヌナカワミミノミコトに言いました。

 

「私は身体が震えて動かなかった。時期天皇にふさわしいのはそなただから、そなたが天皇になりなさい。私がサポートするから」

 

このようにして、神沼河耳命(カミヌナカワミミノミコト)が、第二代天皇・綏靖天皇(スイゼイテンノウ)として即位します。

 

初代・神武天皇から第十代・崇神天皇までの系譜は次のようになります。全て親子による皇位継承です。

 

初代:神武天皇(ジンムテンノウ)

第二代:綏靖天皇(スイゼイテンノウ)

第三代:安寧天皇(アンネイテンノウ)

第四代:懿徳天皇(イトクテンノウ)

第五代:孝昭天皇(コウショウテンノウ)

第六代:孝安天皇(コウアンテンノウ)

第七代:孝霊天皇(コウレイテンノウ)

第八代:孝元天皇(コウゲンテンノウ)

第九代:開化天皇(カイカテンノウ)

第十代:崇神天皇(スジンテンノウ)

 

次回は、『崇神天皇のお話』です。

 

話はまだまだ続きます。(・∀・)

 


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