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古事記32:大長谷命の復讐劇のお話-皇族同士の大殺戮劇- | Just another WordPress site


テーマ:古事記

第二十代・安康天皇(アンコウテンノウ)には、大長谷命(オオハツセノミコト)という弟がおられました。

 

天皇は、大長谷命が適齢期になっても結婚なさらないのを、気にしておいででした。

 

そして天皇は、大長谷命の結婚相手として、若日下王(ワカクサカノミコ)がいいのではないかとお考えになり、若日下王(ワカクサカノミコ)の兄である大日下王(オオクサカノミコ)に、根臣(ネオミ)という人物を使者として遣わし、

 

「貴方の妹の若日下王(ワカクサカノミコ)を私の弟の大長谷命と結婚させたいと思うので、協力なさい」

 

と伝えます。

 

大日下王は、快諾し、そのしるしとして天皇に押木の玉鬘(おしきのたまかずら)という冠の宝物を献上しようと根臣に渡すのですが、根臣は、この押木の玉鬘に目がくらんでかすめ取ってしまいます。

 

そして、根臣は、「大日下王が縁談を断って来た」と天皇にウソの報告をします。

 

天皇は、怒って軍勢を差し向け、大日下王を殺してしまいます。

 

そして、天皇は大日下王の正妻であった長田王郎女(ナガタノオオイタツメ)という女性を娶って皇后ににます。

 

長田王郎女(ナガタノオオイタツメ)には、目弱王(マヨワノミコ)という7歳になる連れ子がいたのですが、天皇は、目弱王に「父を殺したのは自分である」ことを知られ、寝首を掻かれます。

 

兄を殺された大長谷命は、怒りに燃え、壮絶な復讐劇が始まります。

 

本編参ります。

 

【大長谷命の復讐劇のお話】

 

大長谷命(オオハツセノミコト)は、兄の黒日子王(クロヒコノミコ)のところへ行き、声を荒くして言いました。

 

「黒日子王(クロヒコノミコ)兄上、どうなさるおつもりか? 陛下が皇子に殺されましたぞ!」

 

しかし、黒日子王は、

 

「ふ~ん、あっそう。-y( ´Д`)。oO○」

 

と、素っ気ない返事をするだけでした。

 

すると大長谷命は激怒し、

 

「陛下が殺されたと言うのに!しかも貴方は陛下の兄でありながら『ふ~ん、あっそう。-y( ´Д`)。oO○』とは何事か!!(#゚Д゚)」

 

と、大声で叫び、黒日子王の首をつかんで引きずり出し、刀を抜いて斬り殺してしまいました。

 

そして、次に大長谷命は、もう一人の兄である白日子王(シロヒコノミコ)のところへ行って言いました。

 

「白日子王(シロヒコノミコ)兄上、どうなさるおつもりか? 陛下が皇子に殺されましたぞ!」

 

しかし、白日子王もまた、

 

「ふ~ん、あっそう。-y( ´Д`)。oO○」

 

と、素っ気ない返事をするだけでした。

 

すると、また大長谷命は激怒し、

 

「陛下が殺されたと言うのに!しかも貴方は陛下の弟でありながら『ふ~ん、あっそう。-y( ´Д`)。oO○』とは何事か!!(#゚Д゚)」

 

と、大声で叫び、白日子王の首をつかんで引きずり出し、奈良県明日香村へ連れて行き、穴を掘って白日子王の身体を立たせたまま地面に埋めます。

 

すると、白日子王の身体の腰まで埋まった時、2つの目玉が飛び出して死んでしまいました。

 

<なんで腰まで地面に埋まると、目玉がビョォォ~ン!と飛び出すのか、よく分からないですが・・・(´・ω・`)>

 

<こうなるともう、どっちが悪者だか分からないですね。(´・ω・`)>

 

<この大長谷命、凶暴さで言ったら倭建命(ヤマトタケルノミコト)と双璧ですね。(´・ω・`)>

 

そして、大長谷命は、軍を起こして、目弱王(マヨワノミコ)を匿った都夫良意富美(ツブラオオミ)の家を取り囲みます。

 

実は、都夫良意富美(ツブラオオミ)には韓比売(カラヒメ)という娘がおり、大長谷命は、韓比売(カラヒメ)にホレていました。そして何度かアタックしていました。

 

大長谷命は、家の中のツブラオオミに向かって、

 

「韓比売(カラヒメ)は、まだこの家にいるか?」

 

と尋ねました。

 

すると、ツブラオオミは、家から出て来て、身に着けていた武器を解き、8回お辞儀をしてからこのように答えました。

 

「貴方様が求婚なさいましたカラヒメは、差し上げましょう。また、奈良県御所市にあります私どもの私有地も差し上げましょう」

 

「しかしながら、私は降伏は致しません。戦わせていただきます。何故なら、これまで臣下が皇族の宮に隠れたことはありましたが、皇子様が臣下の家に隠れるなど、未だかつてなかったことだからです」

 

「卑しい身分である私どもが戦ったとて、勝つことはないでしょう。しかし、私どもを頼って家にお入りになった皇子様を、死んでも見捨てるわけにはいきません」

 

<ツブラオオミ、カッコいいですね。( ;∀;)>

 

ツブラオオミは、このように言って、再び武器を取り、家に戻って戦闘態勢につきました。

 

両陣営は戦いますが、ツブラオオミの軍勢は、矢が尽き、そして遂に力尽きます。

 

ツブラオオミは、目弱王(マヨワノミコ)に尋ねます。

 

ツブラオオミ:

「私は手傷を負い、矢も尽きました。もう戦う術がありません。どういたしましょうか?」

 

目弱王:

「戦う術がないなら、仕方がない、私を殺しなさい」

 

そして、ツブラオオミは、刀で目弱王を刺殺し、自らも果てたのでした。

 

しばらくして、大長谷命は、従兄弟の市辺之忍歯王(イチノヘノオシハノミコ)と滋賀県へ狩りに行きました。

 

<市辺之忍歯王(イチノヘノオシハノミコ)は、第十七代・履中天皇の息子です。(´・ω・`)>

 

ちなみに、安康天皇は、この市辺之忍歯王(イチノヘノオシハノミコ)に皇位を譲りたいとお考えになっていたとも言われています。

 

2人は滋賀県に着くと、それぞれ仮宮を作ってお泊りになりました。

 

次の日の早朝、市辺之忍歯王(イチノヘノオシハノミコ)が、大長谷命の家来に、

 

「まだお目覚めにならないのか?もう夜が明けましたぞ。早く出かけましょうと申し上げなさい」

 

と伝えて、馬に乗って先に出かけて行きました。

 

これを聞いて、家来は大長谷命に、

 

「不愉快なことを言う皇子ですな。しっかり武装して用心なさいませ!」

 

と伝えます。

 

そして大長谷命は、服の下に鎧を着こみ、弓矢を装備して馬でイチノヘノオシハノミコを追いかけます。

 

そして、大長谷命がイチノヘノオシハノミコに追いついて並ぶと、矢で射落とし、イチノヘノオシハノミコの身体を刀で斬り、飼葉桶に入れて地面の高さに埋めました。

 

<天皇の御子であるお方を斬り殺して、飼葉桶に入れて埋めるんですから、大長谷命はひでーヤローですな。(´・ω・`)>

 

<大長谷命は、最初から、イチノヘノオシハノミコを殺すつもりで狩りに誘った可能性大ですね。(´・ω・`)>

 

<皇位継承権のある兄弟2人と従兄弟を殺したワケです。大長谷命はまぁ、一言で言って相当のワルですね。(´・ω・`)>

 

イチノヘノオシハノミコには、2人の息子がいました。

 

意祁王(オケノミコ)

【後の第二十四代・仁賢天皇(ニンケンテンノウ)】と

 

袁祁王(オケノミコ)

【後の第二十三代・顕宗天皇(ケンゾウテンノウ)】

 

です。

 

<この兄弟、漢字の字は違いますが、読み仮名は2人とも同じオケノミコさんなんです。(´・ω・`)>

 

この兄弟は、父親が殺されたことに驚き、兵庫県南部まで逃げ、身分を隠して牛飼い・馬飼いとなって働きます。

 

そして、大長谷命は、第二十一代・雄略天皇として即位なさいました。

 

<このとんでもないヤローが遂に天皇にまでのし上がったわけです。(´・ω・`)>

 

次回は、『雄略天皇のお話』です。

 

まだまだ続きます。(・∀・)

 


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