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古事記35:清寧天皇のお話-絶体絶命!皇統断絶の危機- | Just another WordPress site


テーマ:古事記

第二十一代・雄略天皇が崩御なさると、息子の白髪命(シラカノミコ)が、第二十二代・清寧天皇(セイネイテンノウ)として即位なさいます。

 

しかし、清寧天皇(セイネイテンノウ)は、お后と御子を持たれないまま、お亡くなりになってしまいました。

 

これは、困ったことになってしまいました。次期天皇の候補者がいなくなってしまうのです。

 

<雄略天皇が、血縁を殺しまくってましたからねぇ。ここでしわ寄せが来てしまったワケです。(´・ω・`)>

 

仕方がないので、市辺之忍歯王(イチノヘノオシハノミコ)の妹の飯豊王(イイドヨノミコ)が、次の天皇が決まるまでの暫定天皇となられます。

 

<市辺之忍歯王(イチノヘノオシハノミコ)って、以前登場しましたね。雄略天皇の従兄弟で第十七代・履中天皇の息子です。この人も雄略天皇に殺されちゃいましたね。(´・ω・`)>

 

さて、イチノヘノオシハノミコの2人の息子、意祁王(オケノミコ)と袁祁王(オケノミコ)ですが、兵庫県南部で牛飼い・馬飼いとなって身を隠していました。

 

<父親が殺されちゃいましたし、もし自分たちの身分がバレたら、捕まって殺されちゃうかも知れない危ない状況だったわけです。(´・ω・`)>

 

地元に住む志自牟(シジム)という人物が家を新築し、その地の長官に任じられた山部連小盾(ヤマベノムラジノコダテ)が、新築祝いの宴会に招かれたときのことでした。

 

宴会も盛り上がり、最高潮になったところで、皆が順番で舞を舞うことになりました。

 

ある兄弟に順番が回ってきたところで、

 

袁祁王(オケノミコ):

「じゃあ、兄貴、先に踊ってよ」

 

意祁王(オケノミコ):

「何言ってんだよ。お前が先に踊れよ」

 

袁祁王(オケノミコ):

「いや、兄貴が」

 

意祁王(オケノミコ):

「いや、お前が」

 

と、兄弟が譲り合いをするようになり、その様子を見ていた周りが「ドッ!!((´∀`*))」とわきました。

 

そして、兄の方が舞い終え、次に弟の方が舞う順番になって、弟は、調子よくこのように言いました。

 

「我が兄の太刀の柄に赤い色を塗り、その紐に赤い布を飾り、赤い旗を立てると、今は牛飼い・馬飼いになっているが、天下をお治めになった履中天皇の御子・市辺之忍歯王(イチノヘノオシハノミコ)の御子、それが我ら兄弟である」

 

山部連小盾(ヤマベノムラジノコダテ)は、これを聞いてビックリし、床から転げ落ちます。

 

そして、その家の人たちを退かせ、兄弟を呼んで左右両ひざの上に載せ、

 

「やった!やった!( ;∀;)」

 

「よく生きててくださいました!( ;∀;)」

 

と、涙を流して喜びます。

 

そして、山部連小盾(ヤマベノムラジノコダテ)は、すぐに仮宮を作り、2人をその仮宮にお連れして、飯豊王(イイドヨノミコ)に早馬の使者を遣わします。

 

飯豊王(イイドヨノミコ)も知らせを聞いて、

 

「よかった!よかった!(*´∀`)」

 

と、大喜び。

 

次期天皇を決めるに当たって、兄の意祁王(オケノミコ)が、

 

「志自牟(シジム)の家にいた時、そなたが身分を明かさなかったら、このようなことにはなっていなかった。これは、そなたの功績だから、そなたが先に天皇におなりなさい」

 

と、弟に譲ったため、弟の袁祁王(オケノミコ)が、第二十三代・顕宗天皇(ケンゾウテンノウ)として即位することになりました。

 

次回は、『顕宗天皇と仁賢天皇のお話』です。

 

まだまだ、続きます。(・∀・)

 


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